|
[2004/10/16 sat] Jeff Millsのイベント「Time Sensitive --"Detroit Techno Revenge"」@渋谷WOMBに出演したバーデン3兄弟、自らの希望で翌日渋谷のテクノ屋でインストアライブ。WOMBは悲しいけどイクナイんでパスしてこっちで初体験。つかこれまた10年越しの恋・第2弾w。 4曲目(たぶん)の『Empower』(Foundation EP/1995/430 west)が。 かすかなシンセの音だけが残る静寂をついて、ザラついたビートと静かにうなる低音が入る、その瞬間のクラブのスピーカーと壁の揺れ、埃っぽい匂い。 泣きます。 万国共通・テクノの基本スタイル→ サンプラとEQつなげたミキサーのつまみをイジるだけでデトロイト。バーデン2号はなんとクツ脱いで演ってました。 魂揺さぶられすぎ、ふらふらしたもののDJ 3000@Moduleには行かず…。 詳細と感謝と本名は後で。明日はマリノス戦。やべー寝る時間ねえ。 <つぶやき>配達記録郵便が受け取れません。普通郵便で送ってくれよー(泣)。優先購入期間に間に合うのか?</つぶやき> □ 続き □ 昨日は推定1000人以上のクラウド相手に歌姫(Kevin Saunderson*の妻だけど)付きで華々しく演奏したと思われるバーデン兄弟(ミルズのblog*に写真あり)。今日は狭いレコ屋の片隅で、レコード棚の陰やら階段から覗き見る30人弱のお客相手に、それでも予定の30分を超過して熱演。彼らが運営するレーベル「430 WEST」の2001年の作品(バーデン1号がMIX)に『Detroit Calling*』というのがあるが、今日のライブのサブタイは『Tokyo Calling』、クラブだけじゃなく「その地元のレコ屋に通ってるテクノ好き」と向き合って演奏したかったんだと思うとまた熱いです。 (↑pix by ice-nerv@digibi) ところで店の一角を片付けて自らセッティングしてるときから気になってたこと。機材に値札が…じゃなくて、色とりどりのケーブルをチャック付袋にパッキングしてあって几帳面だなあ…じゃなくて、3兄弟、1人足りません。 手前ででっかい体をぐいぐい揺すりながらミキサー(BEHRINGER EURORACK UB2222FX PRO)のちっこいツマミをくいっ・ぐにゅ~といじってたバーデン1号がLawrence、奥でサンプラーAKAI MPC1000とおもちゃみてえなMIDIキーボードを操作してた2号がLenny、ということは後でわかったが。 最後のプチインタビューによれば、Octave Oneはこの1号、2号ともうひとりLynell Burden(が、通訳の人は後述のLorneと言ってたような…!?)の3人のユニット、Random Noise Generationは1号2号のユニットで、聞いてのとおり前者はディープハウス寄り、後者はJazz、Disco、R&Bの変形風味入りエレクトロ・簡単にいうと「やんちゃ」ってことでいいみたい。 でバーデン一家は実は5人兄弟らしく、最近CDでMIX担当してる末っ子(たぶん)Lorne Burdenは実は彼こそが現在のOctave Oneの3号とか言われててもうわけわかりません。4番目のLance Burdenはレーベル経営? てかなんでみんな「L」なのこの兄弟。むか~し430 WESTのアナログ盤を初めて買った時、「Writen by Burden, Burden, and Burden.」ってあるのをみてどんなギャグ!?と思ったし、あるときにまたみたら今度は「L.Burden, L.Burden, L.Burden」ってあってナゾが深まるばかりだったよネットもない当時。レコード屋でDJ捕まえて聞いたりして。 『Black On Black』(Octave One)、『Divine inspiration』(Random Noise Generation)あたりを演奏後、2005年2月に出る最新作『The Theory of Everything』(Octave Oneの1stアルバムと言ってました)から1曲CDで。えー。ヒップハウス…(と背後で人々の腰のひける気配)。 「メインストリームのチャラいもんじゃなくて」と自ら説明もしてたが、のってるのは確かに地道なラップ。イベントを締めくくるメッセージとして「デトロイトテクノとは、肌の色の白と黒、貧富の差などに関わりなく、魂から生まれる音楽」と1号は言っていたが、まさしくデトロイトに生きる者の魂ではあると感じたが。 「誰がやってるんかな」「デトロイトで5人もいりゃー1人くらいラッパーいるだろ」。 帰ろうとしたら『remix』の野田さんがいたので、挨拶もそこそこに昨日はどーでした?と。 (中略) えーそっちもやっぱり行くべきだったか!…とは思わずほっとしたりしてw。 ←ミルズは金キラが似合いそうだけど、彼らは初めて写真をみたときとかわらない印象で。はっきり言ってビ(ry。 少なくともメインストリームなラップは生まれるはずはないと断言できるのでご安心くだ(ぉぃ ・・・ 430 west Presents "Tokyo calling" Promotional instore show feat. OCTAVE ONE/Random Noise Generation @disk union shibuya club music shop ディスクユニオン渋谷クラブミュージックショップに感謝。 【オマケ1】 「おもしろ首ふり黒人」て書かれてるの2ちゃんで見てなんで!?と思ってたら、ミルズのDVDにバーデン兄弟のライブが入ってるのね。だからって…。んではさしずめハードフロアはおもしろ首ふり白人? 【オマケ2】比較的手に入りやすいCD: 『430 West Presents Back To The Rhythm*』(2002年) これに入ってる『Blackwater』はAnn Saundersonの歌無し版(string instrumental mix)で、その前の曲(Al James/'Bout Timekarano)からの流れがすげー好き。 こういうMIXは同じ曲が違う耳から聞こえてくるというかDJの「オレはこう聴くぜ」っていう感覚も味わえてええです。 *未確認ですが『Blackwater』は『マトリックス・レボリューションズ』のエンドロールで使われてるらすぃ。
by digibi
| 2004-10-17 04:10
| technohead_punksoul
|
|
ファン申請 |
||