ゴールデン街で聴く音は ~bar plastic model / naight-in-gales
[2004/11/13 sat]
医者からもらった薬の最後の1セットを服用して、「核P」ライブ最終日へ。
ダイナモシンセサイザー(手漕ぎ発電シンセ)演奏中に尻ばっかみせられるのもなんなので(11/8の写真を参照)、顔見える側(下手)の最前列をゲト。同じこと考えたらしい友人Sにも無事そこで再会。
聞こえるものも見えるものも出音のヤバさも空気の匂いも全然違う。ライブ座って見んのが間違ってるよな。
初日にはなかった演出・黒扇子を振るオサーンに萌え(いや、そーゆーことじゃなくて)。
脚、細っ(いや、そーじゃなくて)。
つかケツ痩せたな…(…)。
でもあたし、汗がくすりくさい(ぉぃ)。

「ヤカマシイ!」つて出てきたアンコールでタルボ抱えて直立するヒラサワ、曲は「フ・ル・ヘッ・ヘッ・ヘッ」(1984)。た、たいへん。ギター弾いてる。直立不動で歌ってる。表情が。目が。ぁぁぁぁぁ…とふつうのひとにはなんのことだかサパーリと思いますが、後でロビーで会うひと会うひと「フルヘが!」とまた興奮。しかしふと冷静になると元・テクノ少年少女たちのブレた身体の線あふれるロビーがおかしくもあり哀しくも(ぅぅ)。

K(…あたしの友達、K多すぎ)と合流し、すぐ近くのベルギービール屋「カフェ・ヒューガルテン」で乾杯してからゴールデン街へ。
「bar plastic model」を覗くと満席だったので、時間つぶしにKがお気に入りでテクノだという斜め上の店「naight-in-gales」へ。
いよいよ薬が切れる時間。治ってるのか!?こっからが勝負。飲むぞ(違)。




ソリッドでデッドで時計仕掛けのオレンジ。サイバーパンクです。ダークなアンビエントテクノがかかってた。
何か聴くー?とKに聞かれ、とっさに「プログレ」…なんかないよな。いや、ある、だいじょぶ。すでにアタマの中で鳴り出している、最近レッズ系のブログ(のここ*)見てて目にはいったアレ、「Starless」(King Crimson, 1974)。はい。
でかい音で、今、同じライブを見てきた古い友と聴く。はるか昔、誰かの家で、プログレ喫茶で一緒に聴いて以来かもしれない音。
ああ。やっぱり。場所を支配する狂的な概念…方法論はまったく違うのに、これと背中合わせに、今日のライブを感じる。
「○○ちゃんはマンドレイクの頃から聴いてるんだもんねぇ」(*マンドレイク…平沢進がP-MODEL以前にやってたプログレバンド)
いやそれはたまたま浦和で行ったライブに出てたり北浦和のプログレ講座(ん?)でテープ聞かされたりしただけだから。同じ人がやってるって知ったのはずいぶんたってからだったし。
KがリクエストしたらしいPink Floyd、UMMAGUMA。あれ、こんなのよりイタリアのプログレが好きなんじゃなかった? え、もちろん。最高ですよ。あの恐怖と陽気さのありえない同居が。

あ、朝日の夕刊、月曜から連載載るから見て、とK。
奥さまの手記らしい。さっきまで校正してたんだよオレ~とかいうから、すっげーいいダンナに勝手に変えてんじゃねーの?と言ったらもちろんだよーと。あほ。
あー。公表するんだ。と思った。

子宮頸癌の話を、その配偶者からきくという体験。
今もまだ自分はそれをうまく書き記すことはできない。
この春先、天が落ちてくるようなものすごい焦燥感に駆られたひとつのきっかけはたぶんこれだった。あたしのものではないのかもしれない、なら、…。

b0008759_23264329.jpg「bar plastic model」はまだ満員だった。立ち飲みいいすか?と無理やり入る。
いきなり「I AM ONLY YOUR MODEL」。ライブだ。核P帰りの客が毎日1組は来てたよと関根店長。しかも録音テープだよこれ。'81年屋根裏…と言われたがたぶん'80年。その頃の屋根裏は全部行ってるし。
ここのいかにもな店名は、実は別にP-MODELもPLASTICSも意識せずつけたそうなんだけど、勝手にそういうお客さんが集まって、勝手にいろいろ置いていくらしい。
会ったことはないが会ったことのある誰か。
去年、初めてここに来たとき、Lizard「TVマジック」とかリクエストしたら、紅蜥蜴まで出てきた。ゴールデン街に昔「ハバナムーン」というお店があって、という話をしたら、同じ店の話をしてくれたお客さんがいたと言われた。
b0008759_23244997.jpg当時のあたしの終電は新宿21時8分で(浦和駅発22時が終バスだったので)、ライブの後、帰りたくなくてうだうだしてるとマジで帰れなかった。ライブで知り合った友達やミュージシャンのいたそのお店で、貧乏音楽家救済ボトル(残りや流れを集めたもの、ね)からこっそりタダで飲ませてもらったり。いつも腹を空かせていたのだろう、焼きうどんとか残り物でなにやかやつくってもらったり。
全然なんも返せてないな。

Kは次の飲み会へ。Sと2人、最後は「ルパン三世 カリオストロの城」のサントラとかでチルアウト。カウンターで、まだ生まれてないと思うぞな少年が興奮していた。

・・・
bar plastic model *
20:00(たいてい21時くらい?)~5:00(日曜18:00~0:00) / 03-5273-8441
'80年代モノ。テクノ歌謡のシングルとかもいっぱい

NAIGHT-IN-GALES *
03-3209-7574
内装も手がけたマサル店長がイカス。興味深い酒もあり

(ちなみにゴールデン街には「原子心母」つう店もあるが、全然プログレじゃねえっす。最初プログレかけてたら客が寝ちゃって商売にならないから…ってほんとか?)
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by digibi | 2004-11-15 18:03 | diary
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